IBDとは?
大腸及び小腸の粘膜に慢性の 炎症 または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を 炎症性 腸疾患(IBD)といい、狭義にはクローン病と潰瘍性大腸炎に分類されます。 大きな違いは、潰瘍性大腸炎が主に大腸粘膜でびらんや浅い炎症を起こし、クローン病は口から肛門までの消化管全域に炎症を起こして炎症が深部に及ぶ傾向があるという部分です。 これによって、クローン病は栄養障害を起こすことが多いため栄養療法が必要になるなど治療法が一部異なります。 そのため、診断では正確な鑑別がとても重要です。
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